宮尾直樹のJananese Beautiful Piece of Scenery

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シマフクロウ Blakiston's Fish-Owl

世界でも最大のフクロウ類の一つ。体長約70cm、翼開長170~200cm、眼の色は黄色。短く低い声で「ボ・ボ・ボー」と鳴き、大きな音を立てて飛びます。最初の「ボ・ボ」はオスの鳴き声でそれに続きすぐに反応して「ボー」とメスが鳴きます。この声を聞くと2匹いることがわかります。
北海道では100羽しか生存が確認されておらず、絶滅危惧種に指定されています。
この撮影場所はカメラマンの仲間では有名な場所で餌付けに成功している宿に泊まって撮影しました。その宿の名前は「鷲の宿」と言います。お世辞にもきれいな宿ではないですが、料理はおいしく、おかみさんの温かい人柄に予約はいつも満室状態です。冬は世界中から慣れない日本の習慣(布団や朝の生卵と納豆、狭いトイレ)を我慢してまでもやってきます。
Blakiston’s fish owl is a large eagle owl, with a wingspan that can reach up to 2 metres long. The wings are dark brown with tawny bars whilst the rest of the upperbody is a paler brown colour. The facial disc is greyish and these birds can be distinguished by their characteristically long ear tufts. The bill is grey with a yellowish tip.
These photographys were abele to be captured at the guest house where is very famouse for the Blakiston's Fisgh-Owl hunting among photpographers.

平成22年5月からのわしの宿での撮影

わしの宿のコーナー(下記)で書きましたが、平成22年5月からストロボ禁止になりました。そのため、今までのような写真は一切撮影できなくなって、今まで何度もシマフクロウを撮影してきたカメラマンはかなり不満爆発のようです。しかしそのかわりかなり明るい外灯がつき、ストロボなしで撮影できるようになりましたが、D3sでも感度をかなりあげないと、飛んでる姿や、獲物をとらえる様子を今までのようには撮影できなくなりました。しかもやや青みがかった感じの出来上がりで今後は、写真をある程度編集しないといけない感じです。しかし、いい点もあります。それは、ビデオ撮影が可能となった点です。今まではストロボがバチバチともってしまってビデを撮影してもなんだか芸能人の記者会見のような映像になってしまったのが、ストロボの明るい光がなくなった点、安定した画像になった点yかったかなと思います。

これはまだストロボが可能だった平成22年3月の写真。梟の影がかっこいいですね。このような写真はストロボなしでは不可能です。

シマフクロウの春

2009年6月初め、運よくシマフクロウの貴重な巣立ちの直後の撮影に成功しました。このような機会に恵まれる運の良さに感謝です。
初日は、雨のしとしと降る中でそれも貴重なシーンとなりました。
翌日は、すっかり晴れて、生え換わりの産毛がふわふわと丸みを帯びてまるでトトロのようになっています。
ふつうは山奥の藪の中に入っての撮影のはずが今回は膝ぐらいのクマザサの林で楽に撮影ができました。ブヨにあちこち刺されて痛がゆくなっても、この写真を撮影できた喜びで気になりません。
またシマフクロウの親たちも同時に撮影でき、しかも「ボッボ」「ボー」とお互い鳴いているシーンも撮影でき、ビデオにも収めることができました。時間がありましたら、動画も載せたいと思います。

シマフクロウのひな

雨がしとしと降っている中、巣立ちしたひなは動けずじっと耐えるのでありました。


シマフクロウのひな

翌日、雨がやむと、別の高い木に移動し、産毛が乾いてふわふわに丸くなります。


さすがシマフクロウだけあって王者の威厳がひなのうちにも備わっているのか、こちらを威嚇する鋭いまなざしで睨みつけます。


時折見せる、遠くを見つめるまなざしは、何かを悟っているようかに見えます。


ひなを見守るシマフクロウの親

巣立ったばかりのひなを常に監視しています。我々も監視されている中の撮影で、いつ襲ってくるか不安にさえなります。その目つきと、哲学者のような風貌はシマフクロウならではの威厳があります。恐ろしいという感情よりも夜には見せない風格に感動してしまいました。





「ボッボ・ボー」と雄と雌が交互に鳴いているところです。
このショットはなかなかとれない貴重な1枚ですよ。


夕日を浴びるシマフクロウの親


DSC_2160_edited-2.jpgNikonD300 200mm ISO400 1/250sec F/4.5 フラッシュ2個使用
小魚を捕獲するシマフクロウ
Blakiston's Fish-Owl catching fish
この写真は写真家たちの間では有名な「鷲の宿」で撮影したものです。この日は小雪が舞い、時に吹雪く夜でした。強風に弱いシマフクロウにとってこのような日は餌があっても近寄ってこないことが多いようです。幸運にも1羽のシマフクロウが3回飛来してきました。

This photography was taken at a guesthouse "WASHI no YADO" which mean is "Eagle's house". This guesthouse is very famous among photographers. In the windy night Blakiston's Fish-Owl which has huge body cannot come to catch fish from his nest. Though this night was windy and light snowy night, fortunately he came three times 8:00PM to 12:00PM.


DSC_2159_edited-1.jpgNikonD300 200mm 1/250sec F/4.5 フラッシュ2個使用雪のくぼみに置いた小魚を捕獲する瞬間
Catching small fish which were put on the snow hollow.


DSC_2109_edited-1.jpgNikonD300 550mm ISO400 1/250sec F/5.6 絞り優先 TC-14E使用Looking out over after catching fish


DSC_2164_edited-1.jpgNiconD300 400mm 1/250 F/5.6 フラッシュ2個使用闇夜の王者 King of Darkness


DSC_2099_edited-1.jpgNikon D300 400mm 1/250sec F/4 フラッシュ2個使用猛禽類の素顔 Raptores' eyes


DSC_2075_edited-1.jpgwondering to catch a fish or notDSC_2083_edited-1.jpgDSC_2085_edited-1.jpg
DSC_2094_edited-1.jpg


2008年9月末の撮影

シマフクロウ10.jpg
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シマフクロウ7.jpg

鷲の宿の紹介

SANY0002.JPG入口にはこのような看板があります
SANY0004.JPG奥から2番目が鷲の宿
SANY0044.JPG鷲の宿全景
このサイトの逆検索をすると「鷲の宿 シマフクロウ」で入られる方が多いので少し「鷲の宿」に関して説明を加えます。
鷲の宿は、この写真のように非常に小さな民宿です(奥から2番目の家です)。しかし、数少ない貴重なシマフクロウの餌付けに成功した宿でカメラマンにとっては有名でもあり、冬のピークには世界中からカメラマンがやってきます。日本の文化や和食に関して全く無知な外国人も来ていますが、おかみさんはお構えなしに朝食に納豆と生卵を出します。それもまた郷に来れば郷に従えの精神で、いいですね。
ルールとして、この宿に宿泊している方のみが撮影できることを認識しなければなりません。
肝心なシマフクロウの撮影ですが、平成22年4月までは各カメラマンは写真のように、夕方から場所取りを行い、撮影のためのストロボの設置(たいてい赤目防止のため2個は必要)を行っていました。しかし、ストロボが野鳥に悪影響を及ぼすのではないかという強い意見があり、5月からはストロボ禁止になってしまいました。あくまでも私見ですが、ストロボを使用しても今までも毎日シマフクロウは餌を食べに来ていましたし、ちゃんとヒナも繁殖していましたのでストロボが悪影響を及ぼしていたかというと否定してよい歴史がありますが、鳥を愛するストロボ撮影を嫌う一部の人たちはこのように有名なスポットとなった今、ただ黙ってはいられないのでしょうね。その代わり、ストロボ撮影ができなくなった今では、明るい街燈がつき感度をかなりあげてでしかうまく撮影できない状況ですがかろうじて撮影できるようになっています。私の使用しているNikonD3sでISO12500以上の感度でないとうまく撮影できません。枝に停まってじっとしている梟を撮影するには問題ない程度ですが、飛んでいる瞬間を撮影するにはちょっと明るさ不十分な感じです。
一方ストロボを撮影ではなく、ただ観察(バードウォッチング)のためだけに来る人もいますが、そのような人は当然何もする必要はありません。しかし初めてで撮影をしたいと希望される方は、電話でおかみさんに相談されるとよいと思います。運が良ければ、この餌づけを成功させたネーチャーガイド兼カメラマンの若狭さんがいれば、気さくに相談に乗ってくれると思います。
そして、設置が終わる頃には、もう日が暮れており夕食が出来上がって、6時半ごろから夕食を食べ、シマフクロウの来るのを待ちます。早いと20時頃からやってきます。冬場はかなり寒いため車内での撮影となりますが、車がない人は、鷲の宿が所有するマイクロバスの車内から撮影や観察ができます。しかし使用される際には、一言声をかけてください。
撮影開始時間になると、いけすに入った小魚をカメラマンの誰かがえさ場に置き、シマフクロウがやって来て、食べてしまうごとに補充してゆきます。運が良ければ5-10回撮影が24時頃までにできます。
SANY0043.JPGSANY0045.JPGストロボのセッティングの様子

車でお越しの方へ

羅臼港から約5分くらいでしょうか。マッカウス洞窟(ヒカリゴケで有名)を過ぎるとすぐに左手に上の写真の看板が見え、左折し100m。
冬場は海がしけており、通行止めになって行けない場合もあります。また宿に泊まって、しけにより通行止めで、帰れなくなることもあるので注意。

電話

0153-87-2877

住所

北海道目梨郡羅臼町共栄町

その他

宿泊料金/ (1泊2食付)5,775~円
収容人数/ 10名



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